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1973年にマーティン・クーパー氏が携帯電話による通話を初めて行ってから50年、世界経済フォーラムによると、今や利用されている携帯電話の契約数(85億8,000万)は、世界の人口の数(79億5,000万)を上回っているそうです。もはや携帯電話が世界的に普及していることは否定の余地もなく、スマートフォン市場は成長していく一方とみられています。Statista によると、世界のスマートフォン市場は、複合年間成長率が3.4%(2024年~2028年)になるとみられ、2024年には5,000億ドルに達すると予測されています。

こうしたデバイスは、広告主にとって貴重な機会をもたらしてくれるもので、オンデバイス広告という高ROASチャンネルを使用した大幅なキャンペーンのスケーラビリティを提供します。 

オンデバイス広告は、広告主をOEMや通信事業者と直接結び付けるもので、デバイスのセットアップやOSのアップデートなど、デバイスライフサイクルの中で最も影響力のある瞬間に、貴社のアプリをユーザーの目の前に表示してくれます。その後、オンデバイス広告のリッチなデバイス体験によって、顧客をエンゲージさせ、維持します。その結果、20%以上のコンバージョン率が期待されます。 

世界で最も広く使用されているモバイルOSはAndroidで、世界市場の70%を占めています。そして、Androidスマートフォンデバイスの世界最大のサプライヤーはSamsungで、その利用者数は 10 億 3,000 万人に上ります

それでは、Samsungのスマートフォン市場とユーザーベース、そして2024年の新しいテクノロジーについて詳しく見ていきましょう。 

数字で見る Samsung
  • 2024年1月現在、Samsungの時価総額は3,700億ドル(1)
  • Interbrandの「Best Global Brands 2023」によると、Samsungのブランド価値は914億ドル、対前年比も2022年から4%増と、グローバルブランドとしてトップ5にランクイン(2)
  • 2023年だけでも、Samsungのスマートフォンの出荷台数は全世界で2億2,660万台(3)
  • Samsungは全世界のスマートフォン出荷台数全体の19.4%を占め、Appleの20%に次いで 2 位(4)
10億人を超えるSamsungユーザーを知る

Samsungのスマートフォンのアクティブユーザーの数は、2023年は10億3,000万人でしたが、この数は2024年には増加するとみられています。Samsungのデバイスでオンデバイスキャンペーンを展開する前に、キャンペーンをなるべく効果的に最適化するために、リーチするユーザーを理解することが重要です。

1. Samsungユーザーの大半は X 世代

X世代(1965年~1980年)とミレニアル世代(1981年~1996年)は、AppleとSamsungの両社のユーザーベースの約90%を占めています。iOSデバイスの利用層は米国では若者の方が多いですが、AndroidユーザーはX世代かそれより上の世代になる傾向があります。 

米国で就業率が一番高いのはX世代の男性で、米国労働省によると、その割合は90%となっています。その結果、米国における購買力の大部分をX世代が占めることとなりました。X世代には使えるお金があるのです。つまり、Samsungをマーケティング戦略の中核チャンネルにすれば、家庭や企業の意思決定に大きな影響力を持つオーディエンスにリーチすることになるのです。 

2. Samsungユーザーはデザインよりも機能を重視している

ansonalexによると、Androidユーザーは、洗練されてはいるものの少しのことしかできないデバイスではなく、魅力では劣るものの実に多くの機能を搭載した高度なデバイスを好む可能性が57%高いそうです。Samsungではスマートフォンもタブレットも、オペレーティングシステムはどれも Androidを使用していることから、この統計はSamsungユーザーに拡大することができます。 

Samsungは、リリースするすべてのスマートフォンでイノベーションの限界に挑戦することで知られており、同社のユーザーもデバイスの機能を向上させた技術の進歩に多くの価値を置いています。例えば、Samsungのデバイスで2つのアプリを同じ画面で同時に操作できる機能は、デバイスのサイズや色よりもはるかに重要です。

Samsungのデバイスに直接広告を掲載することで、アーリーアダプターにリーチすることになります。アーリーアダプターは、新たなテクノロジーに飛び付く最初の人になるという潜在的な挑戦に影響されない可能性が高いです。オンデバイス広告を掲載しても、Samsungユーザーの場合、デバイスのユニークな新機能として受け入れてくれるでしょう。その例がAuraのGame Spotlightです。ユーザーのその時の好みに基づいて、毎週新たなゲームを1つユーザーのスマートフォンに配信してくれます。あるいはAuraのIn-Life App Discovery。こちらは、デバイスのアップデート中に、貴社のアプリをユーザーにおすすめしてくれます。 

3. Samsungユーザーはブランドロイヤルティが高い

Tom's Guideによると、Samsungは下取りブランドロイヤルティが63.9%となっており、Androidスマートフォンをリードする存在となっています。他のAndroidデバイスの場合、ユーザーのブランドロイヤルティはわずか10.8%にとどまっています。一度Samsungデバイスを使い始めた人は、Samsungブランドへのロイヤルティを維持する可能性が高いのです。

UAキャンペーンを展開する際の目標は、長期的にロイヤルティを維持してくれるユーザーを獲得することです。Samsungのデバイスに広告を掲載するということは、「このブランドしか利用しない」と固く決めているユーザーにリーチするということです。

同時に、ブランドロイヤルティを重視する可能性が最も高い世代にリーチするということでもあります。Stengによると、X世代はどの世代よりもブランドロイヤルティの割合が高いそうです。まとめると、Samsungデバイスのライフサイクルの早い段階で自社のフードデリバリーアプリでユーザーにリーチすれば、ユーザーはそのサービスをずっと使用してくれる可能性が高いということです。

Samsungのトレンドとイノベーション

2024年のSamsungブランドを形作るイノベーションやトレンドについて、詳しく見ていきましょう。

公平でセキュアな AI 対応の明日

CES 2024の記者会見で、Samsungは同社の「AI for All(すべてのものにAIを)」戦略を発表しました。Samsungのデバイスエクスペリエンス部門で責任者を務める副会長兼CEOのJong-Hee Han氏は、「Galaxy AI」対応のSamsungデバイスが消費者の生活を「バックグラウンドで」どう改善させていくかを説明し、コネクテッドエクスペリエンスを向上させる上でのAIの役割の重要性を強調しました。

プレゼンテーションでは、Samsungの製品も多数紹介。これらの製品にはAI機能が搭載されており、より直感的で便利なユーザーエクスペリエンスが作り出されていました。モバイルマーケターにとっての注目すべき点の1つは、Samsungがデバイス間のセキュリティとプライバシーに再び焦点を当てたことです。Samsungが構築を後押ししている新しいハイパーコネクテッド時代において、セキュリティソリューションは基盤となっています。

そのいい例が、Samsung Galaxyのスマートフォンとスマートテレビにエンドツーエンドの暗号化を提供する、「Samsung Knox Matrix」です。Samsungのデバイスが互いのセキュリティ脅威を監視、特定、分離できるようにすることで機能します。

広告主にとって、これは朗報です。モバイル市場の安全性が高まるということは、ユーザープールからの信頼も高まることになり、自分の個人データは安全で暗号化されているということを認識しているので、ユーザーが広告やアプリにエンゲージする可能性も高くなります。

「Samsung Galaxy S24」の発売

2024年1月下旬、Samsungは待望のスマートフォン「Galaxy S24」のグローバルでの発売を発表しました。Galaxyシリーズはどのエディションでも新機能と機能改善が追加されますが、「Galaxy AI」機能を搭載した「Galaxy S24」は、最も変革的なものの1つになると約束しています。発表を受けて、「Galaxy S24」の予約注文は急上昇。Samsungによると、それまでのモデルと比較して予約販売数は 2 桁増加しました。

Samsungのモバイルエクスペリエンスビジネス部門で責任者を務める社長の TM Roh氏は、「Galaxy S24」を「現行のスマートフォンの枠にとどまらないAIスマホという新しい時代への第一歩」としています。AI機能には、ライブ翻訳やチャットアシストのほか、新しいAI搭載カメラツールも一式含まれる予定です。

消費者はAI対応デバイスに対してかなりの関心を示しており、かつ消費財におけるこうしたイノベーションの最前線にSamsungがいることから、好みのモバイルブランドとしてSamsungに乗り換えることを検討する消費者も多いかもしれません。Samsungを選ぶユーザーが増えるということは、つまりAndroidユーザーが増えるということでもあり、オンデバイス広告にとってより大きな市場が開かれることから、広告主にとっては大きな変化となるかもしれません。

未来は折りたたみ式

CNETによると、米国の消費者の半数は、次のデバイスとして折りたたみ式スマートフォンを購入することにかなり(16%)、またはある程度(34%)関心を持っており、Samsungはこの最先端技術の先駆者となっています。2019年、Samsungは折りたたみ式スマートフォンの「Galaxy Z」シリーズを発売。2023年末には折りたたみ式スマホの最新機種、「Galaxy Z Fold5」が登場しました。

Samsungの折りたたみ式スマートフォンの製造工程はこちらでご覧いただけます。https://news.samsung.com/global/video-behind-the-foldable-phones-in-our-pockets

「Galaxy Z Fold5」は、シリーズで最高の使いやすさとディスプレイ品質を誇り、「Galaxy Z」シリーズで知られている機能とツールを余すことなく搭載していますが、よりスリムでより明るくなっています。

生活の質を向上させるこうした機能により、折りたたみ式デバイスを購入する人は増えるのではないかと期待されています。そしてこれは、広告主にとって朗報です。折りたたみ式デバイスは、ユーザーがデバイスを折りたたんだり広げたりすると、広告コンテンツをもっと表示させられる広告など、ユーザーを広告にエンゲージさせ、楽しませるための新しい方法を提供してくれます。また、折りたたみ式の画面は、その分スペースも多いので、より重要で詳細な情報で広告を埋めることができます。

アプリの広告戦略に折りたたみ式スマートフォンを活用する方法について詳しくは、こちらを参照してください。

広告戦略にSamsungをまだ活用していない人は、検討する時かもしれません。結局のところ、Samsungのユーザー、テクノロジー、そしてイノベーションは世界最高レベルであり、同社のデバイスを驚くほど価値のあるチャンネルにしているのです。

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  1. Companies Market Cap
  2. Interbrand
  3. Statista
  4. Statista 
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