ブログ
avatar image
SubscribeSubscribe

動画リワードは広告の王様です。効果的に実装すればモバイルゲームのコアループの中で不可欠な部分になり得ます。ユーザーにとって動画リワードは、ゲーム内通貨やゲームの進行をブーストするリワードを与え、しばしば最も必要とされるタイミングでそのようなリワードを提供します。動画リワードはオプトインに基づいています。つまり、広告とエンゲージするかどうかを選ぶのはユーザーなので、一般的に、ユーザー体験は非常にポジティブなものになります。結果として、Facebook Audience Networkの戦略パートナーマネージャーであるMarc Milowski氏によれば、ゲーマーの32%は他の全ての形式の広告よりも動画リワードの方が2倍有用だと評価しています。

ゲーム開発者にとっては、動画リワードは有意義な収益源としての機能を果たすだけでなく、ユーザーがゲームを更に速く進めたりプレミアムコンテンツを無料で楽しんだりできるのでリテンションレートも向上させます。動画リワードは関係するすべての当事者にとって非常に有益なので、アプリ内広告とアプリ内課金の両方を実施している開発者の79%は、動画リワードが最も上手くいく収益化のフォーマットだと回答しています。

ですが、動画リワードで成功を収めるには考え抜かれた計画と、適切なメディエーションプラットフォームとパートナーになることが必要になります。こういったメディエーションプラットフォームは、動画リワードを通じて大きなグロースを達成する戦略をサポートするための強力なテクノロジーツールを備えたものでなければなりません。この記事では、広告収益の最大化や、ユーザー満足度を高めるための最適化運用施策をご紹介します。

1.レイテンシーを排除してユーザー体験を完璧に

動画リワードが作り出すポジティブなユーザー体験はゲームへのリテンションを向上させ、高いエンゲージメントレートとユーセッジレートの基礎を築くことによってARPDAUを改善します。

このポジティブなユーザー体験を提供することが長期的に動画リワードで成功を収めるための鍵で、レイテンシーがそのユーザー体験を決定づけるカギとなる要素です。言い換えるなら、ユーザーが動画リワード広告への動線やボタンをクリックした後に、その広告が瞬時に表示されるか、それとも広告スペースに広告が表示されるまでに遅延が生じて、ユーザーが何もない画面を見ることになるかどうかで決まるということです。

開発者はユーザー体験におけるレイテンシーへの対策を講じる際に、一般的に次の3つから選択します。1つ目のオプションは、再生可能な広告がロードできている場合にだけ、動画リワード広告への動線を表示するというものです。2つ目のオプションは、常に動画リワード広告への動線を表示するという方法ですが、この方法では再生可能な広告がない場合、広告を閉じるまでユーザーは何もない画面を見続けることになります。3つ目のオプションは2つの目と同じですが、広告が利用できない場合にその旨を記載したポップアップを表示してユーザー体験を僅かに改善します。

これらのオプションの欠点は明白です。ARPDAUや、ユーザー体験、またはその両方が損なわれるということです。そういった理由から、近年、開発者は収益化戦略を最適化するためにかなりの時間を費やしています。たとえば、ハイブリッドビディングとウォーターフォールの最適化にて、高度なオークション環境とレイテンシー削減との間におけるバランスを見出すような対策が一般的です。ですが、最も最適化された状態でも、レイテンシーを無くすことはできません。

だからこそレイテンシーを完全に無くことができるテクノロジーを備えたメディエーションプラットフォームを利用する必要があります。例えば、ironSourceはプログレッシブローディングという業界初のメカニズムを開発しました。これは待ち時間なしで常に動画リワードが利用できることを保証するメカニズムです。

このメカニズムは複数の動画リワードを遅延なく視聴できるようにすることで、ユーザー体験を完璧なものにするだけでなく、開発者がレイテンシーを管理するために費やしている時間も節約することができます。

プログレッシブローディングのパフォーマンス

プログレッシブローディングはironSourceのメディエーションで実装されて以来、1アプリあたりの広告収益が3%から20%向上しました。この範囲は主にジャンルに左右され、ゲームが深ければ深いほどプログレッシブローディングの影響がより大きくなります。つまり、カジュアルゲームやミッドコアゲームなどではその性質上、ユーザーが動画リワードを視聴する機会が多くなるだけでなく、ゲーム内エコノミーがより複雑なのでより高い価値のリワードを提供しているため、レイテンシーの影響も大きいといえます。

プログレッシブローディングを活用するためのデザイン上のヒント

動画リワード広告のユーセッジレートを最大化し、プログレッシブローディングの能力を活用するには、動画リワードにスタックド・マルチプライヤーの仕組みを導入すると効果的です。例えば、ユーザーが1つの動画を視聴し、「収入2倍が4時間継続」のリワードをアンロックしたとします。スタックド・マルチプライヤーの仕組みを活用することで、そのユーザーが再度動画を視聴すると、更に4時間の「収入2倍」が追加されることになります。このような仕組みを運用する際は、最大でブーストは12時間までなどの上限を設けることが一般的です。

もう1つのオプションは、宝箱や特定のリワードを手に入れるために、連続で複数の動画リワードを見ることをユーザーに促すことです。例えば、動画リワード広告視聴後に宝箱をリワードとして付与し、宝箱を開けた直後に獲得できる報酬を2倍にできる動画リワード広告の動線を表示するような導入をしている開発者もいます。

この他にも、ゲームのホーム画面で標準的な無制限で視聴可能な動画リワードのプレイスメントを設置する選択もできます。とりわけ、アプリ内通貨の蓄積や生産の拡大が中心の放置系ゲームで有効で、動画リワードによって得られたリワードを2倍や3倍にするような報酬を設定します。シナリオやセッションの深さがどれほどであっても、プログレッシブローディングによって、レイテンシーを伴わずにユーザーが複数の広告を視聴できるようになります。

動画リワード広告で付与するリワードについても、A/Bテストを実施し、最もエンゲージメントとユーセッジレートが高いものを検証しましょう。プレーヤーに提供する価値を最大化することとプレーヤーに複数の広告を見るように促すことにフォーカスすべきです。プログレッシブローディングのテクノロジーは、複数の広告を見せる場合にレイテンシーを取り除き、完璧なユーザー体験を保証します。

2.アプリ内ビディングの利用

適切なアプリ内ビディングパートナーは、ARPDAUを最大化することによって、動画リワード広告のプレイスメント戦略から最大限の収益を得られるようにサポートしてくれます。

これには4つの要因があります。1つ目の要因は、ビディングによってインプレッションごとの競争を強化することになります。つまり、動画リワード広告を配信するためには、競合するアドネットワーク同士が高い単価で入札する必要があります。

2つ目の要因は、ウォーターフォールの最上位に位置するネットワークだけではなく、ウォーターフォールすべてのポジションに対してビッドできるチャンスがあるので、動画リワードのプレイスメントが持つ潜在的な収益を失うことがなくなることです。

3つ目の要因は、アプリ内ビディングを利用すれば、入札がリアルタイムで行われるので、通常のウォーターフォールにおけるフロアプライスや過去データに基づく最適化よりも遥かに正確になるということです。インプレッションを必要以上に安く買われることがなくなります。

アドネットワークが特定のインプレッションに対して非常に高く入札する場合があります。実際にCPMが$200を超えたこともありました。通常のウォーターフォールの設定では、こうした高いCPMでの入札に対応できない場合があります。つまり、最上位のインスタンスを$50に設定していた場合、潜在的な収益を逃すことになるからです。アプリ内ビディングでは毎回オークションが行われるので、常に収益を最大化することができます。

3.プレイスメントのA/Bテスト

動画リワード広告の最も優れた特徴の1つは、ゲーム体験を盛り立てる非常に創造的で革新的な形で実装できる可能性があることです。つまり、プレイスメント戦略が重要になります。

プレイスメント戦略が重要な理由は2つあります。1つ目の理由は、動画リワードのプレイスメントが優れていれば視認性とアクセス性が高まるということです。その結果、エンゲージメントとユーセッジレートを最大化し、広告収益の増加が見込めます。2つ目の理由は、優れたプレイスメント戦略は、最善のユーザー体験を提供するための鍵でもあることです。動画リワードの視認性を高めるだけでは十分ではありません。ユーザーにとって最適なタイミングで、価値あるものをリワードとして付与しする必要があります。

だからこそ、ゲームプログレッションやゲーム内通貨をリワードとして提供する、様々なタイプの動画リワード広告枠をゲーム内のあらゆる場面にて設置する必要があります。ここでは最も一般的に見られるプレイスメントをいくつかご紹介します。

ホーム画面またはショップにおける追加の通貨

ホーム画面やゲーム内ショップにおける追加の通貨は、動画リワードで一般的なタイプのプレイスメントです。ホーム画面のトラフィックドライバー(広告への動線)は時間制限を設けて配置したり無期限に配置したりして、ユーザーが必要とするときにいつでもリワードを得られる選択肢を与えることができます。ですが、アプリ内課金への影響には注意しておきましょう。

ユーザーはゲーム内ストアにいる際、課金コンテンツにある程度の関心を持っています。多くのユーザーは実際に金銭を消費したいとは思っていないので、広告を見る代わりに課金コンテンツをアンロックするために使用できるジェムなどを獲得できるオプションは非常に有効になります。

ゲームオーバー後の追加ライフ

ユーザーがレベルをクリアできなかった場合には、追加ライフなどのゲーム進行型のリワードを利用できます。こういったリワードを提供すれば、ユーザーは動画リワードを視聴する代わりにプレーを継続できるようになります。広告を見なくても追加のライフが自動的に提供されるようになっていても、再開までに1分以上待たなければならないようなゲームもあります。こういったゲームでは、追加ライフ獲得までの時間を節約できる方法として、動画リワードを視聴するというオプションが提供されています。

ステージクリア後の報酬を2倍または3倍に

一般的な動画リワードのプレイスメントの1つに、レベルをクリアした際にマルチプライヤー型リワードを提供するというものがあります。こういったプレイスメントでは、金銭的な価値やゲーム進行に必要なリワードを提供できます。つまり、ユーザーがレベルをクリアして経験値やアプリ内通貨を獲得した際に、動画リワード広告を視聴することによって、それを2倍または3倍にできる機会を提供できるということです。

サプライズ宝箱

動画リワードのリワードとして宝箱を付与するには様々な方法があります。宝箱のトラフィックドライバーを一定数のカギを集めるなどの特定のアチーブメントの後にだけ表示させる方法や、数時間ごとなど一定時間ごとに表示させる方法、または2レベルや3レベルごとなどの進捗に基づいて表示させる方法があります。

デイリーボーナス

デイリーボーナスは、リテンション向上のためのメカニズムとして利用するタイプの動画リワードプレイスメントです。このプレイスメントは様々な方法で利用できます。例えば、デイリーボーナスを無料で提供して、それを倍増させるために動画リワードを提供したり、一般的に実際の金銭を消費する必要があるデイリーボーナスをアンロックするための方法として動画リワードを提供したりできます。

ユーザーだけでなく自分のビジネスにもリワードを

動画リワード戦略次第で、ゲームビジネスそのものが左右されることもあります。プログレッシブローディングは、完璧なユーザー体験や、レイテンシー対策にかかるリソース節約、そして広告収益の増加といった、すべての開発者が求めていることを達成するゲームチェンジャーです。非常に小さな差が大きな違いを生み出す業界では、この3つの要因がゲームのグロースをスケールするための大きなアドバンテージを提供します。

アプリ内ビディング、そして一般的および革新的な広告プレイスメントを組み合わせれば、成功のための基盤を構築できるでしょう。こうしたベストプラクティスを実践することで、ユーザーの満足度とエンゲージメントを維持し、動画リワードの利用を促進し、結果として長期的なARPDAUを向上させるでしょう。

Let's put these tips to good use

Grow your app business with ironSource