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本記事の原文はReutersにて掲載されています。

イスラエルにおける非上場テクノロジー企業の中でも、最も評価額の高い企業のひとつであるアドテク企業のironSourceは、2019年の売上について昨年の2倍におよぶ9億ドルを見込んでおり、数億ドル規模の買収を検討しています。

モバイルゲームアプリにおけるユーザー獲得および広告収益化のプラットフォームを提供するironSourceによると、数年前にモバイルゲーム市場に注力するという戦略的な判断がこのような結果に繋がったと言います。

Co-FounderおよびCheif Revenue OfficerのOmer Kaplan氏は「現在のランレートによると、2019年の売上は9億ドルに達する見込み」とロイター通信へ明かしました。

また、Appleのサブスクリプション型サービスApple Arcadeや、GoogleのゲームストリーミングサービスStadiaを例に挙げ、「ゲーム市場は誰もが参入しようとしているマーケット」と言及しています。

FacebookとGoogleはデジタル広告市場を支配していますが、モバイル広告効果測定ツールを提供するAppsFlyerが2018年の下半期において発表した分析によると、これらの企業の成長は失速しているといいます。

ゲーム市場はグロースの機会を提供し、この領域においてironSourceのシェアが広がっているのは紛れもない事実です。

ただしAppsflyerによると、ゲームアプリにおいては、パルアルトに本社をおくAppLovinがFacebookやGoogleを抜いて、ベストなネットワークとされ、ironSourceについては「マーケットシェアをほぼ倍増し、UnityAdsを超え、4番目に大きなシェアを獲得」していると記しています。

780名の従業員を擁するironSourceは今後数年間の間に、現在提供しているプラットフォームの付加価値となるような、分析技術などを提供している企業の買収を検討しています。

買収の規模は、数千万ドルから数億ドルに及ぶと考えられます。

Kaplan氏は「この市場において、今後多くの合併や統合が進むでしょう」と語り、

「グロースや利益の観点からすると上場の準備はできていますが、タイミングにおいてはまだわかりません。」と続けています。 市場推計によるironSourceの評価額は10億ドルを超えるものと見られています。

またKaplan氏は「アドテク企業にとって、タイミングは非常に重要です。おそらく2019年と2020年の間にいくつかの企業は上場するでしょう。我々は、自分たちにとってベストなタイミングで進む」と考えを示しました。

 

原文はこちら。)

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