ケーススタディ
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KLab株式会社は、2000年の創業以来、数多くのゲームを開発してきました。同社の代表作は、人気漫画・アニメ作品の「BLEACH」をゲーム化した「BLEACH Brave Souls(ブレソル)」です。この3Dアクションゲームは、リリース後の5年間で世界中から5000万ダウンロードを記録しました。

BLEACH Brave souls のリリース以後、モバイルアプリのエコシステムは急速に進化しました。収益モデルとしてはフリーミアムが新たな業界標準となり、安定した収益の確保を目的にマネタイズ手法の多角化が求められています。こうした潮流を受けて、KLab社も従来のゲーム内購入を補完する新たな収益モデルの追求を始めました。ここでは、TapjoyとKLab社がBLEACH Brave Soulsの新たな収益モデルを構築するまでの取り組みをご紹介します。

戦略

過去5年で広告マネタイズの重要性が急激に増したことを受け、KLab社では様々な関連施策の検討を行ってきました。ただし、これまでプレイヤーが楽しみを覚えていたゲーム体験を阻害することは絶対に避けなければなりません。アプリ内広告を導入する上では、ゲームの世界観や従来のゲーム内課金モデルを維持することが課題となりました。

そこでKLab社は、Tapjoyのオファーウォール広告を試してみることにしました。オファーウォール広告は、いわば動画リワード広告の集合体をネイティブ形式で表示するものです。多くのモバイルゲームプレイヤーが、従来の広告フォーマットよりも動画リワードを好むことが調査で明らかになっています。プレイヤーが自ら望んでオファーウォール広告を目にすることでゲーム内通貨を獲得でき、逆に広告に一切興味がなければゲームをプレーし続けることができるからです。BLEACH Brave Soulsのプレイヤーも例外ではありませんでした。

結果

KLab社は当初、看板タイトルに広告を導入することに懸念を示していましたが、杞憂に終わりました。ゲーム自体のKPIに悪影響はなく、ゲーム内課金収益も安定して推移したからです。Tapjoy提供のオファーウォール広告に対して大多数のユーザーは好意的な反応を示し、広告収益は動画リワードのみの時より30%増加、KLab社とTapjoyは、Offerwall広告を通じたユーザー体験を高めるための取り組みを現在も継続しています。またすべてのユーザーが利用できるように、オファーウォールの配置をより分かりやすい位置へと変更しました。

「ゲーム内課金を主な収益源とするゲームに対して広告を導入することに当初は懸念を覚えましたが、実際にはTapjoy提供のオファーウォールに対してプレイヤーは好意的な反応を示しました。オファーウォール広告は、現在ではBLEACH Brave Soulsの長期的なマネタイズ戦略の重要な一部となっています」

- 森本隼, プロデューサー

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