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MoPubがそのプラットフォームの終焉を告げたことによって、多くの開発者が自分たちの関心とニーズを最優先にしてくれる、信頼できるメディエーションソリューションを探しています。この記事では、ここ8年間でironSourceを利用してこなかった開発者の皆様に、ironSourceのメディエーションプラットフォームであるLevelPlayを紹介し、当社の製品に関する哲学ならびに今後のロードマップと機能を共有したいと思います。

プロダクト哲学

当社が初めてメディエーションプラットフォームをリリースした2013年当時の目標は、アプリ開発者が広告収益化のポテンシャルを最大化できるようにすることでした。当時すでに、アプリ開発者にとって広告収益が収入源としての重要性が増していくだけでなく、最適化運用の複雑化も予想していました。

時は流れ、アプリエコノミーにおける機会は驚異的なスピードで成長を遂げ、とりわけゲーム業界での成長は目覚ましく、アプリに基づいたビジネスの洗練性も成長が必要となりました。当社は、開発者がその広告収益を最大化するには、付加的なツールやプロダクトを活用する必要があることを早い段階から理解していました。

その結果として、アプリビジネスを効率的にそして確実にグロースさせることができる技術を提供することを当社のロードマップの中心に据えました。つまり、現状の先を行く先進的な技術で、業界最高峰のプロダクトを構築することですという目標を掲げたのです。

プロダクトに反映された哲学

こうした哲学を背景に、ironSourceは業界初となる、マネタイズからユーザー獲得までのアプリグロースのライフサイクル全体最適化のために設計された、様々なプロダクトをリリースしてきました。これらの革新的な機能が、今日あらゆるメディエーションプラットフォームでデフォルトの機能として提供されていることを誇りに思います。

  • ユーザーアクティビティレポートDAUや、ARPDEUERなど)でユーザー動向とエンゲージメントに関するトレンドを分析
  • 収益化A/Bテストツールで開発者が、収益化戦略のパフォーマンス向上のためのデータドリブンな判断を実現する3つのA/Bテスト機能を提供
  • プログレッシブローディング:近年、動画リワードのレイテンシーに悩んでいる開発者の増加を受け、業界で初めて、開発者によるインプット不要でレイテンシーゼロを実現する広告配信ロジックを構築しました。

恐らく、当社の哲学が反映された最たる事例は、開発者がグロースを最大化するために、広告収益が課金収益と同等に扱われるべきと予見したことでしょう。そのため、当社は業界で初めてマネタイズからユーザー獲得までのアプリグロースのライフサイクルにおける両端をリンクするプラットフォームを設計したのです。当社が以下のような製品を提供するまでは、この業界では収益化とユーザー獲得との間に相乗効果は事実上ありませんでした:

  • インプレッションレベルの収益データは、開発者がインプレッションレベルで広告収益を正確測定し、そのマネタイズ側のデータを、広告出稿先であるマーケティングチャンネルと連携できる業界初のプロダクトでした。
  • ROASオプティマイザーは、広告収益と課金収益データを活用して、ユーザー獲得キャンペーンのROAS目標に基づいて自動最適化し、スケール最大化を実現する機能です。
  • コホートレポートでは、ユーザーがそのライフタイム全体において、どのように広告とエンゲージしているかを詳しく理解することができます。
  • クロスプロモーションについて、クロスプロモーション専用ビディングネットワークとして機能し、収益化マネージャーはeCPMを最大化し、ユーザー獲得マネージャーはCPMではなくCPIベースで実施できるソリューション
ironSource LevelPlayプロダクトロードマップ:未来を見据えて

当社はこの数ヶ月の間にいくつかのエキサイティングなプロジェクトを発表してきましたが、今後も更に多くの新しいプロジェクトが控えています。こういったプロジェクトはすべて市場のニーズを予想して構築されており、アプリ開発者が継続的にアプリビジネスを最適化できるように開発されています。加えて、以下の機能の多くは、MopubからironSource LevelPlayへ移行したパブリッシャーの皆様との対話に基づいて、慣れ親しんでいたプロダクトとのギャップを埋めることも念頭に構築されています:

  • MoPub移行ツール(実装済み)は、突然のMoPub終焉に際して、当社はMoPubを利用していたパブリッシャーがironSource LevelPlayにできる限りシームレスに移行できるように緊密に連携してきました。メディエーション移行の際にすでに多くのパブリッシャーが活用してきたツールを、どんな開発者でも利用できるように開放しました。
  • カスタムアダプター(実装済み)は、開発者があらゆるSDKネットワークをironSource LevelPlayオークションに統合でき、正式サポートされているネットワークと
  • ironSource Exchange(実装済み)は、Open Measurementとスマートなキャッシング機能を備え、業界随一のパフォーマンスおよびブランドDSP経由の広告によるマネタイズを実現します。このプロジェクトを完成させるには3年を要しましたが、当社メディエーションパートナーの皆様が何年も利用してきたダイレクトソルドキャンペーンやPMP、そしてタグによる配信など、高度な機能をより簡単にアクセスして利用できるようになっています。
  •  バナーMREC(実装済み)は、ダイナミックサイズや、豊富なバイヤーによる高いビディング密度によって、パフォーマンスが大きく改善されています。
  • Ad quality(実装済み)は、開発者にアプリ内で表示されている広告コンテンツを可視化し、望まじくない広告を検知することができます。また、ユーザーユーザーの広告視聴履歴を閲覧できるユーザージャーニー、ユーザー離脱や収益データを活用することで、ユーザーの広告体験を向上させることができます。

また2022年に向けて、当社が現在取り組んでいるプロジェクトをご紹介させていただきます:

  • App Analytics(近日公開):App Analyticsはもしかしたら当社が取り組んできた中でも最もエキサイティングなプロジェクトかもしれません。業界で最も包括的アナリティクスツールを目指し、アプリのパフォーマンスに関するきめの細かいレポートを提供することによって、マネタイズ担当者とマーケターの連携だけでなく、プロダクト担当者との連携も強化することができるしょう。
  • リアルタイムピボット(近日公開):透明性とデータアクセスの民主化は、当社の製品開発の基礎になっています。当社は、パートナーの皆様との対話から、多くの開発者がリアルタイムでデータを分析したり、そういったデータを好きなように切り分けたり、過去のデータと簡単に比較したりできる能力が欠けていることを認識しました。ironSource LevelPlayでは、こうした分析を実現する機能を今後数週間の内に提供することを予定しています。
  • 更に多くの優れたビディングネットワーク(近日公開):競争が多ければ多いほどパブリッシャーにとっての収益が増大するという理解に基づき、当社はメディエーションにできる限り多くのネットワークを参加させることを常に最優先にしています。その証しとして、YahooやVungle、そしてPangleなど順次追加してまいりました。現在も、開発者のパフォーマンス改善のために、既存・新規を含めた複数のネットワークと緊密に連携してアプリ内ビディングへの対応を進めています。当社のビディングにおける成功を示す最大のエビデンスとして、ironSource LevelPlayにおけるビディング導入率が他社プラットフォームと比べ非常に高いというネットワーク各社のフィードバックになります。当社は2022年の中頃までには20のビディングネットワークを利用できるようにすることを目指しています。
  • 高度なA/Bテスト機能(近日公開):当社は現状を打破することに継続的に取り組んでおり、近日新たなオートマイゼーションツールのリリースを予定しています。このツールにより、自動的に複数の広告体験を検証して、ARPDAU最大化やユーザー体験の向上をさせることができるようになり、開発者の最適化における選択肢拡大を実現します。
  • オープンソースアダプター(近日公開):多くの主要開発者は、オープンソースアダプターが持つ柔軟性とコントロールが極めて重要であることを明言しています。当社ではこうした要望に応えるため、すでに開発に取り組んでおり、近日中にリリースする予定です。
  • ネイティブ広告とリワードインタースティシャル(近日公開):当社は、ironSource LevelPlayで利用できる広告ユニットを最大限活用していただくために、リワードインタースティシャルとネイティブ広告への対応を進めています。また、開発者が運用しやすいように、並行してこれらの広告ユニットをサポートするビディングネットワークの整備も進めています。
  • IronSource Exchangeのためのリアルタイムレポート:ironSource Exchangeの機能を拡大する過程で、リアルタイムレポートで開発者にDSPのパフォーマンスに関する完全な透明性を提供できるように取り組んでいます。

現状を超えたテクノロジーを構築することによって、開発者は最も効率的な形でアプリビジネスをスケールできるようになるだけでなく、エコシステム全体を成長させることもできるようになるはずです。開発者がアプリからあげられる収益が増えれば増えるほど、グロースに投資できる金額も多くなります。収益性が向上すればするほど、グロースや新規タイトルの開発に再投資できる資金が増加するからです。

当社が開発しているプロダクトとそれを支える哲学に関する詳細につきましては、お問い合わせいただくか、当社のメディエーションプラットフォームをご覧ください

Let's put these tips to good use

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