ケーススタディ
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Bombay Playは、インド南部バンガロールに拠点を置くゲーム制作会社です。これまでに「Pokémon Tower Battle」や「29 Card Game」といったヒット作品を世に送り出してきました。
同社の共同創業者であるAbhas Saroha氏に、LevelPlayのアプリ内ビディング機能を活用することで、同社の「Card Party!」の1日のアクティブユーザーの平均収益額(ARPDAU)をiOSとAndroidともに20%増加させた経験について伺いました。

アプリ内ビディングの導入

ironSourceと連携してウォーターフォールを変えるまでは、当社の広告事業は全体収益の2割を占めるに過ぎませんでした。また広告のエンゲージメント率は10%に留まり、もっと多くの広告収益を得ることができるはずとの思いをずっと持ち続けていました。一方で国ごとに細かい最適化を行おうとすると、ウォーターフォール設定に割く時間は増すばかりという課題を抱えていたのです。

ウォーターフォール形式の課題

ウォーターフォールの管理・最適化の作業時間が増大するのに伴い、ゲーム自体の改修など他の重要な業務に費やすべき時間が侵食されていきました。

最も手間がかかっていたのが、新しいデマンドソースの追加、A/Bテスト、eCPMの最適化作業です。ついにはウォーターフォールの管理・最適化のみを行う専任担当を必要とするまでになりました。当社のような中小企業の経営資源は限られています。他の事業部から資源を借り出すしか方法はありません。しかも専任担当を置いても、ウォーターフォール設定、eCPMの最適化、そしてユーザー規模の拡大を行うにはさらに多くの時間と資金を必要としました。

今後リリースの予定タイトルが増えてくるに連れ、抜本的な見直しが必要なことは明らかでした。そこでアプリ内ビディング機能に注目し始めたのです。

ARPDAUが20%向上

LevelPlayの機能を把握した上で、実際にテストを実施したところ、すぐにARPDAUが20%増大しました。テストは迅速かつ容易に行うことができました。アプリ内ビディングを実施したグループの方が良いパフォーマンスを示したので、当社はすべてのトラフィックを移行させることに決めました。

「アプリ内ビディングを実施したグループの方が良いパフォーマンスを示したので、当社はすべてのトラフィックを移行させることに決めました」

- Abhas Saroha, Bombay Play、共同創業者

アプリ内ビディングへの完全移行後は、新しいデマンドソースを容易に追加できるようになり、またリアルタイムでの競争入札とマネタイズ作業の自動最適化が実現しました。移行期間中も収益に対する悪影響は一切見られませんでした。それどころか、ARPDAUは20%増大、収益も向上し続けました。

アプリ内ビディングは、公平で開かれた競争入札の実現という究極的な課題を解決するソリューションです。またマネタイズ関連作業を自動化させることで、ユーザー獲得など他の重要な作業により多くの時間を割くことができるようになります。

「ビッダーの利用開始とともにARPDAUは20%増大し、収益は今も継続して向上し続けています」

- Abhas Saroha, Bombay Play、共同創業者

今後の展望

近日中にリリース予定の「Lockdown Brawl」は、最初からアプリ内ビディングを適用し、また「Card Party!」を通じて得た知見を最大限に生かすことができたらと考えています。具体的には、より多くのデマンドソースをironSourceのメディエーションプラットフォームへと追加し、これまであまり時間を割くことができていなかったリテンション率やエンゲージメント率といったKPIへの注力を高めていく予定です。

尚、バンガロールにオフィスを構えるironSourceの現地担当チームから支援を受けることができたことは非常に大きかったです。当社からの問い合わせにも快く応じ、また彼らが保有する様々な知見と同社プラットフォームの機能についての最新情報を提供してくれました。

LevelPlayの活用を通じてウォーターフォール管理作業がなくなったことで、業務の効率性が飛躍的に向上しました。現在は全面的にアプリ内ビディングを活用し、リアルタイムで更新されるデータに裏付けされた適切な手法で事業拡大を図っています。

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ARPDAU

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