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広告収益向上のための5つのA/Bテスト

アプリのマネタイズを行う上で、A/Bテストは欠かせません。各KPIの改善に向けて、新規広告フォーマットの有効性、ウォーターフォールの最適化、アプリ内ビディングへの適応性など様々なテストを行う必要があります。マネタイズ戦略における変更点を都度A/Bテストすることにより、リスクを最小限に抑えつつ、データドリブンな判断を行い、収益を最大化することができるのです。このページでは、A/Bテストで検証すべき5つの項目を紹介します。

1. アプリ内ビディングの検証

アプリ内ビディングの導入により、収益向上や運用コスト削減を実現できることが既に実証されています。ただし、たとえ導入のメリットが明らかであったとしても、新たな収益モデルへ移行するに際しては不安が伴います。まずはA/Bテストを実施することで、予め不安を取り除いておきましょう。

アプリ内ビディングと従来のウォーターウォールを比較する際に最も重要な指標となるのが、1日当たりのアクティブユーザーの平均収益額(ARPDAU)です。またeCPMやインプレッション数も注視しなければなりません。A/Bテストによってこれらの数値が改善したことを確認できれば、自信を持ってアプリ内ビディングへと完全移行することができるでしょう。

これらのKPIについては、メディエーションプラットフォームのダッシュボード上で各数値を確認できるだけでなく、A/Bテストの実施も可能です。ironSourceのテストツールを使えば、最小限の労力ですぐにテストの結果が得られます。新規ウォーターフォールや新規インスタンスを用意せずとも、アプリ内ビディングを直ちに開始し、A/Bテストを実施できるのです。

Ludia社のシニア・マーケティング・スペシャリストを務めるRose Agozzino氏は、次のように述べています。「ironSourceと行ったA/Bテストの結果を踏まえて、当社ではアプリ内ビディングとウォーターフォールを併用することにしました。LevelPlayに装備されたハイブリッドモデルを通じて、作業の大部分を自動化し、eCPMを向上させることができたのです」

「LevelPlayに装備されたハイブリッドモデルを通じて、作業の大部分を自動化し、eCPMを向上させることができたのです」

Ludia社、Rose Agozzinoe氏

ironSourceのテストツールを使って、アプリ内ビディングの適性を検証しましょう。

2. ウォーターフォールの検証

アプリ内ビディングが業界標準となりつつあるものの、現時点ではいまだウォーターウォールと組み合わせたハイブリッドモデルが多い傾向にあります。収益最大化のためには、ウォーターフォールの最適化が引き続き必要であり、その達成にはA/Bテストは欠かせません。

ウォーターフォールのA/Bテストでは、異なる国やフロアプライスであったり、インスタンスおよびグループの追加や削除など、検証すべき項目が多岐にわたります。ちなみにグループを設定することにより、国またはユーザーセグメントに応じたウォーターフォールの管理が行いやすくなります。

これらの設定次第で収益は大きく変化します。例えば新規アドネットワークを追加すれば、良質な広告案件の配信につながるかもしれません。またウォーターフォール上の各インスタンスのフロアプライスを変更することで、フィルレートや広告枠への需要が変動する可能性があります。

ironSourceが提供するクイックA/Bテストは、これらの要素を検証するのに最適なツールです。アプリへのトラフィックを自動的に2分割し、APIを通じて実際の収益データ集計するため精度の高い結果が得られます。各種の数値はすべて開示されており、テスト開始日から1日単位で確認可。テストはいつでも終了させることができます。

クイックA/Bテストの最大の特徴は利便性です。本来であれば極めて複雑かつ手間暇のかかるプロセスをできる限り単純化し、メディエーション管理ページからあらゆる変更を行うことができるような仕様となっています。

ironSourceのテストツールを使って、ウォーターフォールを最適化させましょう。

3. 新規広告ユニットの検証

A/Bテストの対象となるのは、メディエーション機能だけではありません。広告ユニットの検証にもぜひご利用ください。これまであまり活用していない広告ユニットがあれば、まずはごく一部のユーザーのみに対して実験的に表示させてみましょう。ARPDAUまたはリテンション率もしくはその両方が改善する場合があります。

広告マネタイズの成功事例では、必ずといっていいほど動画リワード、オファーウォール、インタースティシャル、バナー広告といった異なる広告ユニットを組み合わせて活用しています。

広告ユニットの種類によって、エンゲージするユーザー層が異なります。また、同じ広告ユニットでもユーザーによって反応が異なります。ZiMAD社の広告マネタイズ責任者を務めるNatalya Kopyrova氏は次のように述べています 。 「ironSourceのメディエーションに移行し、同社のテストツールを活用したことで、当社のゲームにはインタースティシャル広告が最適であることが分かりました」

「ironSourceのメディエーションに移行し、同社のテストツールを活用したことで、当社のゲームにはインタースティシャル広告が最適であることが分かりました」

ZiMAD社、Natalya Kopyrova氏

ironSourceのテストツールを使って、新規広告ユニットの検証を行いましょう。

4. フリークエンシーキャップの検証

リテンション率を下げることなく、ユーザー1人あたりの平均収益金額(ARPU)を最大化させるには、ディスプレイ広告をどれほどの頻度で表示させるべきでしょうか。またアプリ内収益全体に悪影響を及ぼすことなく、広告収益を最大化させるには、動画リワード広告を1セッションにつき何回表示すべきでしょうか。これらの疑問に対する回答を得るには、やはりA/Bテストです。各広告の表示する時間的な間隔と、1セッション内の表示回数についてのテストを行うことができます。

このテストでは、ある程度の時間をかけてある程度のユーザー規模を対象とした上で、インプレッション、リテンション、ARPUといった数値の推移を注視しましょう。2週間程度で然るべき判断を下すことができると思います。

重要なのは、バナー広告やインタースティシャル広告の表示回数を増やした際の変化です。ARPUが飛躍的に増大することなくD1のリテンション率が低下してしまったら、表示頻度を変更するか広告枠自体の見直しが必要です。逆にリテンションには大きな影響なくARPUが向上するのであれば、全ユーザーへ表示するべきです。もちろん、必ず事前にジャンルごとのベンチマークを把握し、全体の平均に対して自社のアプリがどの程度かどうかも理解しておく必要があります。

実際にNeon Play社はリテンション率を下げることなくARPDAUを向上させることに成功しています。「これまであまり多用していなかったのですが、ironSourceと連携したことで、今ではすべてのゲームにおいて常にA/Bテストを実施するようになりました」。詳細についてはこちらをご覧ください。

「これまであまり多用していなかったのですが、ironSourceと連携したことで、今ではすべてのゲームにおいて常にA/Bテストを実施するようになりました」

Neon Play社、Oli Christie氏

ironSourceのテストツールを使って、フリークエンシーキャップ設定のテストを行いましょう。

5. 広告コンテンツの実験

「同カテゴリの競合アプリの広告を自社アプリ内に表示すべきか否か」、アプリデベロッパーであれば、一度はこの課題に頭を悩ませたことがあるでしょう。

Rovio社で広告部門の責任者を務めるJarkko Rajamaki氏は、同様のカテゴリーに属するゲームをインストールするユーザーのリテンション率は高い傾向にあると述べています。同様のゲームの広告を表示することで、リテンション率にどのような影響があるかをぜひテストしてみてください。リテンション率が高まれば、LTVの向上に貢献します。

「おそらく、競合他社の広告案件の配信を許可することにより、収益にポジティブなインパクトが出るだけでなく、ユーザーのリテンションへの悪影響は出ないことがわかるはずです。なぜならあえて競合アプリの広告を配信することにより、ユーザーは広告を楽しみ、エンゲージメントだけでなくeCPMや収益の向上につながることでしょう。」

またインタースティシャル広告で×ボタンを表示するタイミングも検証が必要です。プレイヤーが広告へエンゲージする時間を十分に確保しつつも、それまでプレーしていたゲームの画面へとすぐに戻れるようにも配慮しなければなりません。言い換えれば、収益とユーザー体験を最大化し、リテンションへの悪影響を最低限に止めるバランスを取る方法を検証する必要があります。

ironSourceのテストツールを使って、配信する広告コンテンツのテストを行いましょう。

データ活用の意義

A/Bテストとは、データに基づいた経営判断を行うための手段です。開発したゲームを商業的に成功させる要素は無数にあり、それらを、どこを、どのように、どうやって最適化するかを理解するのは、多くの労力が必要になります。しかしironSourceが提供するA/Bテストツールがあれば、要素の特定や仮説の検証が各段に楽になるはずです。

Let's put these tips to good use

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